
前回これからの時代はコミュニケーション能力を学ぶ必要がある!と3つの視点から書きましたが、そもそもコミュニケーション、コミュニケーションって言うけどなんなの?って疑問に思いませんか。
人と話すこと?人の話を聞くこと?自分の意見を言うこと?挨拶すること?今の感情を表現すること?などなど色んな要素が考えれますよね。
もちろん色んな要素が合わさって人と接することでコミュニケーションではあると思います。
でもその色んな要素はコミュニケーションの目的達成における手段方法でしかないです。
そのコミュニケーションの目的とは相手と「分かり合える分かち合えること」ではないかと思います。
お互いが分かり合えると幸福感が増し、自分の存在意義を感じるのでないでしょうか。
では分かり合えるようになるにはどうしたらいいかを細分化していきたいと思います。
目次
相手の話を聞くにもレベルがある

まずは話を聞く「話を受け取る」ということをフォーカスして掘り下げていきます。
なんで話を聞くことを掘り下げるかというのはあなたがコミュニケーションで相手と分かち合うのに「どう話したか」ではなく相手のどのレベルまで言葉が届いているかがとても重要です。
相手の受け取りレベルは7段階に分かれています。その状態を知ることで今相手はどの位置なんだろうと意識することから始めてみるのがコミュニケーション能力を向上させる一つの要素になります。
では、その流れをずらっとかきだしてみます。1、聞こえない 2、聞きたくない 3、聞こえる 4、わかる 5、伝わってくる 6、感動する 7、行動したくなる
に分かれます。改めて自分自身が話を聞いているイメージをしてください。では、1〜7がどういう状態かお伝えします。
1、聞こえない
というのは自分が相手に気がないもしくは他ごとをしていて相手が誰に話しているかわからない時全く聞こえてないですよね。
自分が話す時少しでも「相手の注意」をひいてから話さないと聞こえてもないということが起きてしまいます。意外と聞こえてないということは珍しくありません。
2、聞きたくない
これは相手・自分に気がない場合ですね。この人の話なんて全く聞きたいとなんて思わない。この気がないって思うってどんな時ですかね。
信頼関係ができてない時この感情を覚えませんか?営業電話でどこの誰かもわからない人からの話、いつも一方的に自分の話ばかりする人、どちらも自分にフォーカスして相手のことはほったらかし。実際そんな印象の悪い人の話なんて1mmも聞きたいなんて思わないですね。
3、聞こえる
相手のことは認識しているけど興味まではないので耳は聞こえているという状態です。車の運転中に流れてるラジオのような感覚が近いのかなと思います。
4、わかる
相手との会話内容が頭では理解できた。と、この状態は過去の情報と比較してしまい、新しい可能性や非常識な発想がうまれにくい傾向にあります。この程度の繋がりだと上辺だけの関係性になりやすいです。
5、伝わってくる
このレベルだと相手の言ってることが少し映像化されて頭に入ってきます。わかるだと頭で完結されることが伝わってくるだと頭に入るのはもちろんのこと心の入り口まで話が入ってきています。もう少し深く心に届くことでなにかが変わる予感ですね。
6、感動する
話を聞いて感動するところまで来ると完全に心まで言葉が届いてる状態ですね。人の心に響いて感動するってとても素晴らしいです。
ここまで届いていたらコミュニケーション能力はかなりの物です。ただ人を行動させるかにつながるかどうかはもう一息です。
7、行動したくなる
このレベルはもう心だけでなく相手の 「腑」 に落ちた状態。この状態になると何か今できることを行動に移したいと前のめりです。
ただ行動する傾向にも、大きく2つに分かれるので参考にしてみてください。「過去の情報」 で行動する傾向が強い人と、 「未来への推測」で行動する傾向が強い人に分かれます。
もちろん両方のバランスが大切なのですが、 「過去の情報」 をメインとする人は、 一般的に「ケアタイプ」 と言われ、その特徴は、確実、 慎重、 構築などです。
それに対して「未来への推測」 をメインとする人は、 「ホープタイプ」 と言われ、その特徴は、 快活、 非凡、発展などです。
行動に繋がるにもこのように表裏、陰陽の関係にあり相反する性格を持ちます。
けっしてどちらが良い悪いではなく、 それぞれに一長一短があるのです。
つまり、「過去の情報」 をメインとする人は、革新、 発展などのチャンスを失いがちになりますし、 その一方 「未来への推測」 をメインとする人は、安定、構築などの要素が薄くなりがちという傾向があるのです。
コミュニケーション能力が高い人はどちらかの傾向にあるか判断し、相手の可能性を伸ばす要素を含む内容を、 その人の許容量に合わせて届けようと配慮します。 それにより相手は心地よく腑に落ち行動へと導かれるのです。
まとめとして
どう話せばいいかということもまた次回掘り下げてみようと思うのですが、聞く側にも7段階の受け取る側のレベルがある。ということを意識して、「今自分は相手のどの位置に届いてるかなぁ」と想像しながら話す習慣をつけてみてください。
日々、僕自身この受け取る側のレベルは気をつけて話しています。それと共に感動、行動レベルまで到達してない場合、その相手にどうすればその域に達するのかを常に考え実行するを心がけて話しています。
正直常に考えるのは疲れます。でも、それは当たり前のことと割り切って、どうすれば解決するのかどう攻略するのか考えることを楽しめたら最高です。
簡単にどんな人とでもわけ隔たりなく、分かち合うとこができたら人間関係で悩むことは無くなると思います。
でも、この悩みは昔からずっと無くなることはありません。むしろ昔より増えている可能性もあります。
少しでもこの悩みを薄くする為にもコミュニケーション能力を向上する必要性が高まっているのも事実です。
今回はコミュニケーションの中でも「受け取り側のレベル」があることを認識し、意識していくことで今日から相手への言葉の届け方が変わるかもしれません。
共に意識して、楽しい日常を送りましょう!
ここまで読んでくれたあなたへ
長文に付き合って頂きありがとうございます。
では次回よろしくお願いします。
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