「起業する時にサービスの価格設定ってどうやって決めればいいの?」
自分のサービスの価格設定って、どう決めていいか難しくないですか?
僕も起業する時に価格設定に悩みました。また新しい事業を始める時に毎回悩みます。
しかし、この考え方を踏まえて価格を設定することができれば、後から無理に値段を変える必要がなくなります。
この記事で価格設定のヒントを掴んでもらえたら、嬉しいです。あなたの今後の働き方に影響していくはずです。
では、実体験も踏まえて、どう決めていったかご覧ください。
目次
価格シュミレーションする時に考えておく3点のポイント
休みや働く時間はどれぐらいが理想?
利益はどれぐらいが理想?
どんなコンセプトを推していきたい?
をまず考えていきましょう。
休みや働く時間をどれぐらいが理想か?
働く営業時間や一ヶ月あるいは1週間で何日休みたいか考えましょう。
お客さんのことは一度置いといて、どれぐらいなら体に無理なく働けるか、自分のスタンスを決めておくのがポイントです。
僕自身起業して2年ぐらいはあまり休みを取らない、営業時間もあってないようなスタンスで働いてました。
体もココロも余裕がなくなるので、長く続けるのが難しいと思うように変わっていきます。
あまりオススメしません。継続できなければ、結局起業してみたもののすぐ断念!こうなっては元も子もないです。
最初から、理想な休み日数と営業時間を想定して、スタートした方が後から働き方の広がりを感じると思います。
働き方の広がりというのは、もしあなたが今後取り組んでいきたいことができたとします。その時休みにしている日を新たな取り組みにあてがう時間が必要になります。
割ときゅんきゅんに予約を入れないと成り立たない価格設定だとホント大変です。一度泥沼にハマると抜けるのが困難になります。時間確保する意識はもっておいたほうがいいです。
結構頑張れば成り立つ仕組みは継続できないですからね。最初の気持ちが盛り上がっている時はいけそうな気がしてるだけなんで、頑張りすぎずできる設定を決める。がポイントです。
例
週休2日もしくは月で9日休む。
営業時間は10:00〜17:00
これなら全然イケる!と思うラインまで引き下げてみてください。
実際そうなると営業日数20日、稼働時間7時間
1日何人お客さんが来てもこなせるか。
月換算だとマックス何人かで最大の売り上げもわかります。
ただ稼働率80%ぐらいでも利益が残るバランスが長く継続していく秘訣になるので、あくまで100%稼働は目安ぐらいにしておきましょう。
値段 × 人数 × 日数 = 売り上げ(一ヶ月)
年間だと、ここに来店回数も関わってきますが、まずは月ベースで見てみるとわかりやすいです。
利益はどれぐらい欲しいか?
個人と法人だと給料の概念の考え方が変わります。今回は個人での話をしていきますね。
そもそも利益は、
売り上げから毎月の経費(家賃、通信費、水道光熱費、各手数料など、必ず営業をする上でかかってくるお金、税金も。)を引いた金額が利益になりますよね。
個人だと、その残った金額が給料になります。が、ある程度月の給料を固定して運営していくことをオススメします。
利益は全て自分のもの!の概念だと、人とコラボする場合だいたい金銭がらみで失敗します。
会社にお金を残す(内部留保)ことはメンタルを安定させます。僕はこの部分を適当にしすぎて、使いすぎてしまい、メンタルがギリギリの状態になりました。
しかも、のちのち事業展開する時に苦戦しました。反省でしかない、、、
少し話がずれましたが、利益をどれぐらい残したいかで、価格設定が変わってきます。
ちなみに個人の店舗ビジネスで経費除いて100万残れば優秀な方です。
だいたい、その利益を残そうとなると単価相場は決まってきますけどね。
ということで、コンセプトが重要になってきます。
どんなコンセプトを推していきたい?
コンセプトと価格設定はかなり密な関係です。
なにを売りにしたいかはしっかり考えた方がいい。「分かっとるわー」という声が聞こえてきそうですが、どうしても外せない大事なところなので伝えました、、ご了承ください。
「選ぶ方向性でとれる価格帯もおおよそ決まってきます。」
実際単価を高く設定することできるなら、それに越したことはない。決めた方向性の適正を知り、その中でも一番高いところ、安いところの傾向はリサーチしておいた方がいい。
安易にお値打ちの方が来てくれるだろうと高くても来てくれる本質を探さず、安すぎる価格設定をするのは命取りになるので気をつけてくださいね。
僕はリサーチする時、5km圏内の競合しそうな所、全国で一番高い値段のところ、一番お値打ちなところをピックアップします。
メインメニューはなにか?単品メニューなのかセットメニューなのか?使っている商材は?お客さんがその店に通ってる理由?どのくらいの施術時間とっているのか?休みは?営業時間は?立地条件は?集客手段は?求人情報は?を書き出してみます。
この辺りの情報が拾えれば、どのぐらいの売り上げがたって、経費がどれぐらいかの予想はつきます。
その上でこのコンセプトでいいのか再度見直します。
正直同じようなコンセプトはめちゃくちゃあると思います。その中で来てもらうには、コンセプト+考え・価値観の発信力を強化していくことは必須です。
そのためにも日頃からの想いや考えは整理しておくことをオススメします。
メニューづくりは単発より、パッケージ。
お客さんにこうなってもらいたい!だからこういう方向性でいく!が決定したら、お客さんがその状態になるには何を(メニュー)してもらえばいいのか?
単品メニューだとその理想の姿に成り立たないのであれば、成り立つメニュー構成にしましょう。
例えば、マイナス5歳、40代男性向け美容室をコンセプトにします。
普通なら男性はカットのみという流れが主流です。でもマイナス5歳を目指すというコンセプトから、カットだけでなく肌のケアだったり、ヘッドスパだったりとサイドメニューをくっつけたセットメニューを設定します。
単品メニューは店のメニューとして存在させない。〜〜コースという形で用意することでコンセプトとメニューがずれなくなります。
その結果、お客さんの満足度もあがります。
発信スキルを向上させよ!
ここまで設定が決まれば、ホームページにうたう内容が明確になってくるはずです。
相手のメリットを伝え、なんでこのメニュー展開なのか、わかりやすい価格表示、ビフォーアフターの写真で仕上がりのイメージを持ってもらう、スタッフの仕事に対しての想いで信用してもらう、
趣味や考え方、価値観の発信で共感してもらう。
この内容をピックアップしながら、SNSで発信!
実際、ホームページなしでインスタのみで集客に繋げてる方は多いです。SNSは興味付けの入り口には有効だし、効果的!
だけど、今後店舗数を増やすなら、ホームページにアクセスを集めるのを意識すると広告媒体を利用しなくても、自社のサイトのみで集客につながっていきます。
一生人は雇わないというスタンスであれば、今の時代インスタ、YouTube、tiktokなどをうまく利用していけばいいと思います。
最後に
最初の価格設定って、適当に決めようと思えばすぐにでも決めれます。
でも、一度決めた価格が走り始めてしまったら変えづらい。もうちょっと高めに設定しとけばよかったーと思わないためにも、最初が肝心です。
安くするのは簡単なんで。
おさらいですが、
休みや働く時間はどれぐらいが理想?
利益はどれぐらいが理想?
どんなコンセプトを推していきたい?
今回初めて価格設定をする際に気をつけるポイントでした。
なにを決定して、実行するにも最後はえいや〜という気持ちですが、その前段階で考えて考えたからこそ、「これでいこう」と思える準備はあっていいはずです。
では、この辺で終わりたいと思います。
少しでも参考になってくれたら幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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